このプロジェクトの中心的役割を担う「納豆庵こがね屋」は、女性5名が営む納豆メーカーです。 これまでも、主婦目線による的確な購買者ニーズの読み取りと女性ならではの繊細で丁寧な開発手順によって、関西人が好む味に仕上げた納豆商品をつくりあげてきました。今回の商品開発もこの特徴を受け継ぎ、竹の器に適した大豆や納豆菌の選定、発酵にかける時間の調整等の作業を丁寧に進め、その結果、天然納豆菌を使用した商品が完成しました。そこで、女性がつくるということをこの商品の特徴のひとつとして商品名を「竹姫納豆」としました。 竹筒に納豆を入れて発酵させたことによって、いくつかの効果が発見できました。ひとつは、竹の水分が納豆と絡み合うことによって、食べるときにかき混ぜると、とても糸引きのよい納豆をつくることができました。また、もうひとつは賞味期限も従来の商品とくらべて数日長くなったので、おいしい納豆が長い期間楽しんでいただくことができました。